本当は誰の子? 年の離れた弟に隠された、婚約者の知られざる真実 その他のトラブル
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彼女には子どもがいた?

仁さんは、そのSNSを見たことをすぐに翔子さんに話すことはできませんでした。
そういわれてみれば、翔子さんはよく弟の話をしていて、
弟の学校などの行事には全て参加しているようでした。
「年の離れた弟を溺愛している姉」程度にしか思っていなかった仁さんですが、
いつしか弟のことを
(もしかしたら、翔子さんの子どもなのでは?)
と疑い始めるように。

翔子さんと付き合う前に、前の彼氏と別れてどのくらいなのかを聞いたことはありましたが、
結婚歴があるかどうかについては聞いていませんでした。
翔子さんは当時まだ20歳と若く、結婚歴があるとは思っていなかったからですが、
もし今後一緒に暮らし、結婚をすることになるならば、
結婚歴、子どもがいる・いないは大切な問題……。

知りたい真実と表向きの真実

仁さんは翔子さんに、弟が誰の子どもなのかを聞いてみることに。
もしも、弟が翔子さんの子どもでも、正直に話してくれたら全てを受け入れるつもりでいました。

しかし、その質問に対しての翔子さんの答えは「弟は両親の子ども」との回答。
それでも、明らかに動揺している翔子さんのその答えを仁さんは信じることができませんでした。

どうしても腑に落ちない仁さんは、自分の両親と相談して、
探偵に結婚前調査を依頼することにしました。
もし、弟が翔子さんの子どもだとしたら、出産は17歳。高校在学中に出産したことになります。
聞きこみ調査の結果、
翔子さんは、16歳の時に当時付き合っていた男性との間に
子どもができたことがわかりました。
しかし、相手の男性は翔子さんが妊娠7か月の時に責任を放棄し、
連絡がつかなくなったとのことでした。

そして、生まれてきた子どもは両親の養子として育てられることに。

その後はパートをしながら子どもと一緒に実家で生活してきたことが分かりました。

戸籍上両親の養子となっているのであれば、
翔子さんが「両親の子」だと言ったのは嘘ではないかもしれません。

しかし、実際に出産したのは翔子さん。
仁さんが聞きたかったのは、「本当の真実」……。
仁さんはもう一度翔子さんと話をして確認したいと言っていました。

出産当時は未成年で生活能力がなかったため、自分の子どもを両親の養子にし、
ずっとそばで弟として接してきた翔子さん。
今目の前にある幸せのために「本当のこと」を言い出せなかったのかもしれませんが、
今後結婚をしようと思っている相手には、伝えておかなければいけないことです。
きちんと話をして、結婚に向けて進んでいってほしいですね。

(2018.07.13)

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