「子どもの義務教育が終わったら離婚をする」と決めた夫婦の日常 男と女のトラブル
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様子のおかしい夫

弥咲さんは、この2か月、仕事が忙しくなったと言い、
深夜の帰宅や、着替えだけをしに朝帰宅する日が増えていました。
また、家に居る時は「離婚」を決めてから一度もなかった「ご機嫌」な態度で、
娘にはもちろん、かずみさんにも気を使い、良く話しかけてくるようになったのです。

かずみさんは、弥咲さんの態度の変化に「怪しい」と直感しました。
そして、ある夜「全部知っているのよ。どこの女性?」とカマをかけてみると、
弥咲さんはあっさりと女性の存在を認めました。
しかし、弥咲さんは「お互い気持ちはあるけれど、何もない」と言い張り、
彼女との不倫関係は否認しました。

夫が入れあげている女性は……

「お互いに気持ちはあるけど、不倫関係ではない」と言う弥咲さんでしたが、
その女性に夢中になっていることは明らかでした。
相手の女性は、弥咲さんの話から推測すると、
かずみさんも行ったことがある、近所の居酒屋のママの娘(既婚者)のようでした。

ほぼ相手は特定できましたが、確固たる証拠がありませんでした。
かずみさんは今後離婚をするときに、少しでも有利に話をすすめる武器にしたいと、
探偵に浮気調査を依頼しました。
調査の結果、かずみさんの予想通り、弥咲さんは近所の居酒屋のママの娘と
不倫関係にあることが分かりました。しかもそのW不倫は、
ママの持っているマンションで行われていたのです。

かずみさんはその結果を見て
「今は何もしませんが、この証拠は然るべきタイミングで使わせていただきます」と言っていました。

不倫の時効は、配偶者の不貞行為、浮気・不倫相手を知った時から3年間と言われています。
かずみさん夫婦が離婚をすると決めている予定日まであと2年……。
時期が来たらかずみさんは、少しでも有利に話を進めていきたいと言っていました。

いくら離婚をすると決めていたとしても、今、夫婦でいる以上不倫が許されるわけがありません。
いざ離婚をする時、不倫の証拠を突き付けられ、
自分で自分の首を絞めていた事に気が付いても「時すでに遅し」ですね。
相手も既婚者ともなれば、修羅場になる事も免れないのではないでしょうか。

離婚する予定の日まであと2年、かずみさんは普通に生活を送ると言っていました、
その間に、弥咲さんが不倫を辞める事が出来るといいのですが・・・。

(2018.12.14)

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