不倫から始まった恋……訳アリ婚約者との遠距離恋愛はうまくいく? 男と女のトラブル
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そっけない態度は続き……

結斗さんはカナダからも時差を気にしつつ、さくらさんに頻繁に連絡を入れていました。
しかし、カナダへ行く前は毎日メッセージをくれていたさくらさんから連絡が来ることは
全くなくなり、結斗さんが連絡をしてもほとんど無視されるように。

日本に帰ってきてからもさくらさんの態度は相変わらずでした。
帰国後、すぐに北海道へ行きさくらさんの家を訪ねましたが、
さくらさんが家に入れてくれることはなく、そっけない様子。
結斗さんが歩み寄ろうと、どんなに努力をしてもさくらさんの態度や連絡の頻度が変わることは
ありませんでした。

そして、あっという間に1年がたち、交際してから4年がたつ頃、
結斗さんの北海道の移動を上司から打診されました。
「移動の枠があるので、本当に行きたいか?よく考えてから返事をして欲しい」と
上司的には移動はさせたくないとのことでした。

やっと一緒になれる日が来たのに?

そして満を持して結斗さんは「長くなってしまったけど、やっと一緒に暮らせる。入籍しよう」
とさくらさんに再度プロポーズ……
しかし、さくらさんの反応は結斗さんの思っていたものとは違いました。
「うちは手狭だから、一緒に住むのはやめましょう」と、入籍についての返事はなく、
一緒に住むことを拒否されてしまったのです。

思えば、この1年さくらさんの家に入れてもらうことは無く、ずっと外で会い続けていました。
しかもメッセージを送っても返事がくるのは何通かに一度、それも数日後。
結斗さんはそれを離れて暮らし、入籍を待たせてしまっている寂しさからの行動だと
思っていましたが、今回の件で「これはおかしい」と考えるように。
(もしかしたら入籍する意志は無く、地元で新しい恋人ができたのかもしれない・・・)
結斗さんは、さくらさんが浮気をしているのではないかと疑い、
本当に北海道へ行っていいのかを決めるために、探偵にさくらさんの浮気調査を
依頼することにしました。

調査の結果、さくらさんは地元の職場の上司と不倫していることが分かりました。
結斗さんはその報告書を見て、「まさか!」と目を疑っていました。

その後、結斗さんは自分を必要としてくれている上司の元に残る決断をして、
さくらさんには「不倫していることを知っている」という事を言わずに別れを告げたそうです。
さくらさんは「婚約不履行!」「騙された!」と、ひどく怒っていたそうですが、
「浮気をしていたから自分に態度が冷たかったんだ」と全てを知った結斗さんは、
さくらさんに何を言われても、自分が悪いとは一切思うことなく、見切りをつけたそうです。

さくらさんは、「不倫」から掴みかけた幸せを「不倫」によって逃してしまいました。
「不倫」を隠して離婚をし、すぐに結婚しなかった結斗さんに問題が無かったとは言えません。
しかし、子どものため、自分のためにさくらさんはどうすべきだったのか
自分の行動を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。

(2019.08.13)

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