こんにちは。らむねです。
全く相手に愛情が無くても「お金のため」「子どものため」に離婚をしない夫婦がいます。しかし、そのような夫婦が離婚を決断した時には、理由に基づいた条件を要求します。
今回は愛のない浮気調査のお話です。
冷めきった夫婦が離婚を決意するとき……。それは夫の浮気ではなく〇〇だった
高岡愛梨さん(50歳)は夫・湊さん(52歳)と結婚23年目。湊さんは仕事柄家にほとんどいなかったため、愛理さんは発達障害のある息子・誠哉さん(20歳)をほぼ一人で育ててきました。
誠哉さんは小さなころから不登校を繰り返していたので、愛梨さんは仕事に出ることができずにずっと家で誠哉さんと向き合ってきたのです。
湊さんはそんな家庭から目を背けるかのように長期間単身赴任の生活を繰り返し、たまに帰って来てもすぐに出かけてしまいました。
誠哉さんが小さいうちは湊さんに頼りたいと思ったこともありましたが、時が経つにつれて愛梨さんの中で湊さんは「いないことが普通」の存在に。
帰って来て愛梨さんの「仕事」が増えるくらいなら、単身赴任でいないほうが気楽だとすら思っていました。
愛梨さんにとって湊さんは「いても居なくてもいい夫」として、ただお給料を運んでくるだけの存在となり、湊さん自身も「単身赴任」の生活が気楽でいいと思っていました。
そんな夫婦の状況がさらに悪化したのは、子どもが高校生のときでした。湊さんの不倫が発覚したのです。
湊さんが単身赴任から帰宅した際にジャケットのクリーニングを頼まれたので、内ポケットをチェックしたところ、女性とのツーショット写真がはさまった手帳が出てきたのです。
30代の女性と仲良く浴衣で自撮りをしているその写真は、旅館で撮られたものでした。そしてその写真の裏には、女性の字で「2周年記念♡早く一緒になろうね」と書かれていたのです。
不倫と知りながら関係を続けていると分かるその女性からのメッセージを見ても、愛理さんは何も感じませんでした。
それよりも(今離婚になったら、経済的に困る)と考え、息子が高校卒業するまでは、何も言わずに今まで通りにするのが得策だと考えたのです。
息子が自立し、自分の人生をやり直すため
息子は高校を卒業後、就労支援を受けて働き始めました。
そしてそのタイミングで、愛梨さんは離婚を決意。あらかじめ調べておいた財産分与の話と共に離婚の話を進めていくことにしました。
しかし、湊さんから提示された財産分与の額は、愛梨さんが調べた額の10分の1にも満たない額だったのです。
今まで仕事をしてこなかった愛梨さんがこれから就ける仕事には限りがあり、提示された額では今後の生活はもちろん、新生活の準備さえもできないような額でした。
今の不倫相手との新生活のために、実際にある財産を誤魔化して少なくしていると思った愛梨さんは、不倫相手のことを調べて、慰謝料請求と財産分与に関することは示談ではなく弁護士を通して行うことを決意。まずは不倫の証拠を掴むために探偵に浮気調査を依頼しました。
単身赴任でのびのびと生活している湊さんの不倫の証拠はすぐにとることができました。
その報告書を見て愛梨さんは
「女といることはどうでもいいんです。これは私にとって有利に離婚をするための最強の武器になります」
と言っていました。
これから、愛梨さんは財産分与と慰謝料をなるべく多くもらうために動きだすそうです。
不利な条件で離婚をして後悔しないために、しっかりと証拠を取っておくことは大切なことです。
愛梨さんはその第一歩が踏み出せてよかったですね。
(2020.05.04)